趣味でも仕事でも、恋愛でもいいから自分が夢中になって打ち込めるものが欲しい。
自力でそういう人生を切り開いていきたいのに、なかなか「これは」といものに出会えない。 そのせいで精神が不安定になっていると、川西純さんは訴えました。

 すると、いつものようにクライアントデータを一瞥した市川カウンセラーは、彼女の顔をじっと見つめ、話し始めました。


  市川 カウンセラー:市川明男   川西 クライアント:川西純


 
 【第1回目】(← 第2回目 
 
市川 何か、精神的に追いつめられているように見える。でもあなたは、趣味でも仕事でも、何かやっていないとダメな人。目標がないと落ち着かなくなるし、精神的に不安になる性格だね。
自分の安定を得るためにも、何か常にやってなくちゃいけないんだけれど、それがストレスやプレッシャーになっているんです。 自分がそうであることを、まず忘れちゃいけない。今もプレッシャー感じていますか?

 
 
 
 
川西 確かに頭で考えすぎちゃうところありますね。こうしたらよかったんじゃないかって、いつも思っていて、それがプレッシャーになっている気が します。 先へ先へと考えすぎているせいか、自分の将来への不安 とか、おびえがすごくありますね。 実は結婚をしたいって、最近思っているんですが、今のところ具体的な結婚相手はまったくいません。このままじゃと思って、お見合いクラブみたいなのにも入ったんですが、そこで紹介された人とは3〜4回会うと、何 だか気持ちが冷めてしまって…。
 
 
 
 
市川 同じ条件の人は他にもたくさんいるはずなのに、あなたは「やらなくちゃ」という気持ちが強すぎるため、自分から先走っちゃうんですね。それが今の切迫感につながっている。
 
 
 
 
川西 年齢的にも、落ち着きたいっていう気持ちがあるし、私のこと心配してくれている母親を早く安心させてあげたいんです。
 
 
 
 
市川 あなたの場合、一度きちんと仕切り直して、いったん以前の自分、昔の自分に戻ったほうがいいね。ここでいろいろ新しいこと考えるより、むしろ昔のことを思い出したほうがいいと思います。
 
 
 
 
川西 えっ、そうなんですか。昔のことですか!?


 
 相手から受ける直感を重視する市川カウンセラーから、意外なアドバイスが…。 予想もしなかった「過去」というキーワードにとまどいを覚える川西さん。 「昔の自分」には、いったいどんな意味がかくされているのでしょうか?


次回に続く…。